ハンニバル・レクチャー博士

「殺人」をテーマに本質を暴く！何が「人」を突き動かすのか！？

ヒキガネ霜田と山内黒猫が、世界の殺人鬼を紹介していく番組。
元々は4人で始めたというこの番組は、立ち上げの段階で「何をテーマに扱うか」考えた際、いくつか候補があったものの一番テーマとして「いじれる」ものが殺人鬼だったようだ。
この番組では殺人鬼について紹介するだけではなく、そこからDJ2人のリアルな内面がどんどんとさらけ出されていくこともあり、聴いていて辛いだけでなく、つい笑ってしまう場面が多々ある。
殺人鬼の心理を想像し、また違った立場にもなって考えるこの番組は、「人」の全てを映し出すリアリティがあるため、他の表層的な番組とは一味違っている。
この番組は「殺人鬼」をテーマに扱ってはいるものの、全体を通してコミカルなバラエティとして上手く消化されているため、ぜひとも通勤通学のお供にして聴いてみてほしい。
「File No.274 アルファベット殺人事件について」はタイトルの通りトリッキーな怪事件を扱っており、真相にどのようにして辿り着くのかを推理しながら聴いてみてほしい。最後には声をあげてしまうほどのラストが待っている。（？）
この番組らしく事件の本筋から途中で外れに外れ、「何の話をしているんだこの2人・・・？」となること間違いない。
この番組にハマった人には、2人が雑談をしている「二箱目のパンドラ」という別番組も聴いてみてほしい。よりパーソナルな部分を楽しむことができる。

（Cultivator　ヤマウチ）